イタリアの伝説的自動車メーカーと、ゴルフ用品のトップブランが技術提携で合意し、その成果の第一弾として、画期的な新素材「鍛造コンポジット(複合材)」が世に送り出されることになりました。

アウトモビリ・ランボルギーニS.p.A.とキャロウェイゴルフカンパニー(ニューヨーク証券取引所略号:ELY)は、それぞれ世界的評価を得ている両社の研究開発チームの人的物的資源を、お互いに活用し合うことで合意しました。この市場分野を超えたユニークな提携により、今後両社は、それぞれの製品の性能向上につながるような革新的テクノロジーと新素材の研究開発で、協力し合うことになります。2010パリモーターショーの会場において、アウトモビリ・ランボルギーニのステファン・ヴィンケルマン社長兼CEOと、キャロウェイゴルフのジョージ・フェローズ社長兼CEOが、今回の提携と、両社によって共同開発された新素材「鍛造コンポジット」の発表を行いました。

アウトモビリ・ランボルギーニのステファン・ヴィンケルマン社長兼CEOは、次のように述べています。「これからのスーパースポーツカーにとって、パワーウェイト・レシオの向上と軽量化はもっとも重要な鍵であり、カーボンファイバーはその目標を達成するための有効な素材であると我々は考えます。この分野に於けるキャロウェイの技術的蓄積は、我々の開発プロジェクトにとっても有用なものであり、これまで30年以上も取り組んできたカーボンファイバー適用の重要な節目のひとつとして、今回の提携を喜ばしく思っています。」

キャロウェイゴルフのジョージ・フェローズ社長兼CEOは、次のように語っています。「この提携により、世界でもっとも尊敬されているブランドの2つが提携を結びました。キャロウェイとランボルギーニの両社には、旧来の手法を打破し、革新的なテクノロジーを活用することで、画期的な新商品を生み出してきたという豊かな実績があります。この新たな提携により、我々はさらなる前進を遂げ、今後も長くライバルに対して、優位を保ち続けることが可能になるでしょう。」

提携関係の樹立
今回、技術提携という形で実を結んだ両社の協力関係は、何年も前から芽生え始めていました。製品の性能を高める、より軽くて強い素材を探求し続けるなかで、ランボルギーニとキャロウェイの研究開発チームは、似たような分野で技術的な蓄積を重ねていました。とりわけ、先端的な複合素材の分野では、両社の方向性は一致していました。微細なカーボンファイバーを含んだきわめて先進的な新素材は、自動車やゴルフ用品業界で現在一般に使われている合金と比べて、はるかに高い強度と、性能面での優秀な特性を備えているのです。

より軽くて強度に優れた複合素材の採用することで、ランボルギーニのデザイナーは、これまでになく高いパワーウェイト・レシオと加速性能を実現するための技術コンセプトモデル、「セストエレメント」の主要コンポーネンツを製作することができました。キャロウェイのエンジニアも、スチールやチタンの代わりにカーボンファイバー複合素材を使うことで、インパクトに際してパワーをよりボールに伝え、より正確な軌道を生み出せるクラブヘッドの開発を、さらに推進することができたのです。

ランボルギーニとキャロウェイの製品には、何年も前からカーボンファイバーを含んだ素材が使われてきましたが、今回2010パリモーターショーにおいて、「鍛造コンポジット」と呼ばれる画期的な新素材を発表しました。両社の研究開発チームが共同で開発した鍛造コンポジットは、キャロウェイとランボルギーニによる技術提携の最初の成果といえるものです。

鍛造コンポジットについて
鍛造コンポジットは、ランボルギーニとキャロウェイがこれまで使った素材のなかでも、もっとも軽く、強く、精密な加工が可能です。乱層構造を持ち、お互い絡み合った微細な炭素繊維を、立方インチあたり50万以上も含むこの革命的素材は、ランボルギーニとキャロウェイの製品がときとして受ける非常な外力に対して、十分耐えうる特性を備えています。鍛造コンポジットの比重はチタンの3分の1に過ぎませんが、曲げに対する強度はそれ以上のものがあるのです。独自に開発した等温鍛造法の導入により、キャロウェイとランボルギーニのエンジニアは、製品に適用するため、これまでにない高い精度で鍛造コンポジットのパーツを成形することに成功しました。

キャロウェイゴルフの研究開発を担当する副社長、Dr. アラン・ホックネル・シニアは、次のようにコメントしています。「鍛造コンポジットを用いることで、かつてなかったような高性能な製品を生み出すことができるでしょう。現時点ではまだ、この素材の可能性の一端に触れているに過ぎません。今後はランボルギーニとともに活用法を探っていき、結果として、想像を超えるような進化が、我々の製品にもたらされることを期待しています。」

「我々は、鍛造コンポジット・テクノロジーを導入することで、画期的ともいえる高品質と低コストで、セストエレメントのモノコックとサスペンションアームを製作することができました」と、アウトモビリ・ランボルギーニの研究開発担当取締役であるマウリツィオ・レジアーニも述べています。「我々の次の課題は、少量生産のモデル製作において、このテクノロジーを広範囲に導入していくことです。」

ランボルギーニは、今回の2010パリモーターショーにおいて、鍛造コンポジットを活用した最初のデザインコンセプト、「セストエレメント」を公開しました。キャロウェイは、この画期的新素材を使った新しいプレミアムゴルフ用品を、数週間以内、および2011年を通じて順次発表していく予定です。

アウトモビリ・ランボルギーニについて
北東イタリアのサンタアガタ・ボロネーゼに本社を置くアウトモビリ・ランボルギーニは、1963年に創立されました。ランボルギーニは、今日世界でもっとも人気の高いスーパースポーツカーのいくつかのモデルを生産しています。世界中に125の販売拠点を持つアウトモビリ・ランボルギーニは、過去40数年の歴史のなかで、ミウラ、イスレロ、ウラッコ、350GT、エスパーダ、カウンタック、ディアブロ、ムルシエラゴLP 640、ムルシエラゴLP 640ロードスター、ガヤルドSE、レヴェントン・クーペ、レヴェントン・ロードスター、ガヤルドLP 560-4クーペおよびスパイダー、ムルシエラゴLP 670-4スーパーヴェローチェ、ガヤルドLP 550-2、ヴァレンティーノ・バルボーニといった、いずれも高性能でエレガントなスーパースポーツカーを世に送り出してきました。クラストップの高性能を誇るガヤルドLP 570-4スーパーレジェーラを3月のジュネーブオートサロンで発表し、今回のパリモーターショーで超軽量のコンセプト、セストエレメントを公開したランボルギーニは、カーボンファイバーのテクノロジーにおけるリーダーとしての地位を、あらためて明確にしています。ランボルギーはこの分野で30年の経験があり、1983年に発表した有名なカウンタックには、すでにカーボンファイバー強化プラスチックが採用されていました。アウディAGの100%子会社であるアウトモビリ・ランボルギーニは、親会社の優れた軽量化技術の恩恵もまた十分に受けています。

キャロウェイゴルフについて
技術革新へのたゆまぬ取り組みを通じて、キャロウェイゴルフは、あらゆるゴルファーをよりよいゴルファーにするための製品とサービスを、提供し続けています。キャロウェイゴルフは、キャロウェイゴルフ、オデッセイ、トップフリート、ベン・ホーガンのブランドのもと、世界110カ国以上において、ゴルフクラブ、ゴルフボールおよび、ゴルフ用のアパレル、シューズ、アクセサリーなどを販売しています。

なお、キャロウェイゴルフの用品、シューズ、アクセサリーなどについての詳細情報は、www.callawaygolf.comより入手可能です。